安心と、愛車を末長く大切にするために
自家用車の場合、法定点検には、1 年ごとに行う12 ヶ月点検と、2 年ごとに行う24 ヶ月点検があります。点検内容は12 ヶ月点検(1 年点検)と24 ヶ月点検(2 年点検)では、それぞれ項目は異なります。
24 ヶ月点検は車検と同時に行われますが、12 ヶ月点検は罰則もないため、ついおろそかになってしまいがちです。なお、3 ヶ月点検及び6 ヶ月点検もありますが、これらは事業用自動車(バス、タクシー、レンタカー等)または貨物自動車等で、自家用車では必要ありません。
ユーザーは車のコンディションを維持する必要があります。決められた点検をしておくことで、安全に対するマージンが確保され、安心して日常の生活に使用できるるのです。また、他にもメリットがあります。
1 つ目は、12 ヶ月法定点検を受けている場合、点検項目に該当する箇所の不具合や故障が起きた場合はメーカー保証が受けられることです(ユーザーの重大な過失を除きます)。
2 つ目は、法定点検を受けていれば、整備不良等に起因する事故が起こった場合、ドライバーの法的責任が軽くなる可能性が高いことです。
3 つ目は、定期点検を「点検整備記録簿」に記載しておくことにより、下取りや中古で売却する際の査定評価が上がることです。たとえ同じ年式で走行距離でも、きちんと定期点検を受けた車の方が過去の点検実施の履歴が把握できるため、安心感が高いからです。
定期的な法定点検を実施し、愛車がいつでも快適に走れるように心がけましょう。